こんな症状で困っていませんか?
- つわりによる吐き気がある
- 腰痛、首肩こりが強い
- 便秘気味である
- 体の冷えがある
- 産後の体調を万全にして迎えたい
アフターコンセプションケア(マタニティケア)とは?
妊娠中は様々なカラダの変化に伴い、マイナートラブル(妊娠に伴って起こる身体的変化や症状)が起こりやすい時期です。
アフターコンセプションケア(マタニティケア)を行うことで、妊娠中のマイナートラブルを軽減させて快適なマタニティライフを過ごすこと共に、赤ちゃんの健やかな発育のサポートができます。
また、出産後のお母さんのお身体を万全な状態で迎えるための準備としても、近年注目されているのがアフターコンセプションケアです。
様々な変化が出やすいこの時期に『カラダづくり(外側)と栄養(内側)』の観点で適切な専門的アプローチを行うことが重要です。
代表的なマイナートラブル
妊娠初期(4週〜16週)に起こるもので吐き気や悪化すると嘔吐を発症します。
赤ちゃんが大きくなりカラダの重心バランスが変化することで起こりやすくなります。妊娠後期では、出産に備えてホルモン分泌が変化して骨と骨を結ぶ靭帯が緩みやすくなるために痛みが出やすくなります。
妊娠維持の為に出てくるホルモン(プロゲステロン)により、腸の働きが低下することで起こります。
赤ちゃんの頭が下にない状態のことです。出産時に帝王切開が必要となります。
この他にもむくみや歯の痛み、頻尿など妊娠周期によっても様々な症状が現れます。
マイナートラブルの鍼灸治療
つわり
つわりの原因は明確にはわかっていませんが、妊娠によるホルモンバランスの変化、エネルギー代謝システムの変化、自律神経失調症などが関係していると言われています。
また、体内の血液を赤ちゃんへ多く送るために、お母さんの消化器系において血流(エネルギー)不足が起こるために、胃の不調が起こるとも考えられています。
鍼灸施術では、お腹や背中・下肢に内臓に関係する神経があるため刺激を与えていきます。
つわりは個人差がある為、患者様のお悩みに合わせて治療箇所を決めていきます。
便秘
便秘には、①弛緩性 ②痙攣性 ③直腸性 があります。
この中で妊娠中の方に多いのが、①弛緩性便秘 です。
弛緩性便秘とは、大腸の働きが低下することで大腸の内容物が停滞し排出が遅れることを言います。
鍼灸施術では、首肩背中の筋緊張緩和やお腹への温熱刺激を行っていきます。
内臓の働きは一般的に、副交感神経が優位な時に活発になります。しかし、首肩や背中の筋緊張があると交感神経が優位になってしまいます。緊張を和らげる事で、副交感神経が優位な状態をつくっていきます。
また、お腹の冷えは内臓の冷えにつながり腸の活動を低下させます。
お腹を冷やさないために温熱刺激を行い、血流をアップさせて腸の働きを促進させていきます。
逆子(別ページをご覧ください)
下半身や腹部の冷えに伴って起こることが多いと考えられ、古くからお灸治療の有効性が認められています。
施術では主に足・お腹へ温熱刺激を行います。
温熱刺激によってへその緒・子宮全体の血流改善が期待でき、子宮の緊張状態の変化や胎動の亢進で赤ちゃんが正しい位置に動くのを促進させます。
鍼灸によるアフターコンセプションケア(マタニティケア)
妊娠中は薬の使用が難しく治療できない症状が多くありますが、鍼灸は安全で有益な方法であると証明されています。(※1)
ただし、身体には子宮を収縮させるツボがいくつかある為、過剰な刺激にならないよう配慮が必要です。
当院では、不妊鍼灸で得た豊富な知識をもとに、快適なマタニティライフをサポートしていきます。
※1 参考文献:The safety of acupuncture during pregnancy: a systematic review , by Jimin Park , Youngjoo Sohn , Adrian R White , Hyangsook Lee)